堀口敬の原価管理マニュアル

こんな原価管理は役に立たない!

 堀口 敬 著(著者紹介)
 A5判174頁、 定価2,200円(税別)、 出版社:日刊工業新聞社

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 原価管理研修の紹介

目 次
第1章 そんなに細かく製品原価を集計する必要があるのか
第2章 原価管理に命を吹き込む
第3章 コスト削減を推進する
第4章 経営を改善する
第5章 原価管理を成功させる組織作り
第6章 会社によって最適な原価管理は違う
第7章 情報システムは失敗の山


前書き
原価管理の本を今まで読んだことはありますか?多くの解説本では「直接費、間接費」、「変動費、固定費」といった会計用語が飛び交っています。原価管理を始めようとしてこのような本を読んだ方は、原価管理の目的は「原価を管理すること」だと思っているかもしれませんね。しかし、それは“とんでもない間違い”です。原価管理の目的は「原価を管理すること」ではなく、「原価データを使って経営を管理(マネジメント)すること」です。仮に原価管理の目的が「原価を管理」つまり原価計算が中心なら、原価管理部門なんか作らないで、原価管理は会計処理が得意な経理部のメンバーに任せればいいのです。現在、原価管理がこれほどまで注目されているのは、各企業が今までコスト削減のために行ってきた「現場での工程改善」や「部品メーカーへの価格交渉」といった製造が始まってからのコスト削減活動が行き詰まり、中国企業などに太刀打ちできなくなってきたからです。原価管理では、そういった「落ち穂拾い的なコスト削減」にくらべて、より源流に遡り、はるかに効果が大きいコスト削減活動の「開発段階からのコスト削減」を推進します。この本では、読者の方がこの原価管理を始めようとするときに遭遇する様々な課題を取り上げて、その解決策を紹介しました。原価管理を行うときにはじめに遭遇するのは「どこまで詳しく原価を計算すればいいのか?」という課題です。その次に、原価管理をコスト削減に生かそうとすると、「原価管理部門として原価計算以外に何をすればいいのか?」ということに悩み始めます。そして、原価管理をどんどん進めていくと、最後には「どんな組織やどんな情報システムがいいのか?」ということが悩みになってきます。この本は現実に遭遇する様々な課題を列記したので、読者の方がはじめから順番に読んでいく必要はありません。はじめに目次に目をとおしていただき、皆さんが現在悩んでいることが書かれているページを拾い読みしてもらえれば十分です。そして、しばらくして新しい悩みが出てきたら、この本を思い出してまた解決策を探し出していただければと願っています。